2013年7月27日土曜日

第二回 新川裕樹さんに取材 vol.2

2.公務員の仕事をしていて視野が広がったと思うことはなんですか?

 具体例を一つ挙げると、*iiの会の開催です。これは、鹿児島県庁畜産課の頃に僕が主催して始めたものです。iiの会を開催することで、たくさんの異業者の方と出会うことが出来ました。多くの人との出会いから,自分の見ている世界がいかに狭いのかに気付きました。公務員という仕事はどうしても、相手にするのが一部の人たちに偏りがちです。農業の生産現場の声は多く聞きましたが,末端の消費者の意見をあまり聞いたことがありませんでした。人との繋がりを持つことは本当に大切だと改めて感じました。これからも交流を広げて、多くの人の意見を聞きながら、俯瞰の目を持って県政にあたっていきたいと思います。
*iiの会とは‥県の良い物を発信するための会。


3.公務員の仕事をしていて今後していきたいこと、夢はなんですか?

 鹿児島がこれからどんどん発展する夢を見ています。
 就職をするときに、他の就職先もあったのですが,幸いなことに鹿児島に戻って来ることが出来ました。学生時代に県外に出て行く人はたくさんいます。でも,いざ就職するときに鹿児島に戻ってきたくても選択できるほどの職が無いのが現状です。職が無いだけではなく,県民の所得も残念ながら全国では下から数えた方が早いです。

 例えば、愛知県はトヨタがあり,自動車産業が経済を支えています。今から自動車産業を興すのは難しいですが、鹿児島県に合った形で経済が安定するようなものを作らなければなりません。昔の鹿児島は、あまり知られてないのですが二次産業の紡績が盛んでした。磯の偉人館は,実は海外から紡績の職人を迎えるために作られたものです。また大陸との貿易も盛んでした。県が力を入れている主幹産業である農業や漁業の一次産業,また観光などの三次産業を中心としながら,過去,薩摩藩が行ってきた二次産業や貿易関係を見直したり,証券や金融など今までやっていないようなことをして、安定した経済体系を確立させることが重要だと思っています。そのために、力を尽くしていきたいと思います。


>vol.3に続く




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